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子どもが人をたたいてしまう…そんな時どうしたらいいの?

幼児期は、おもちゃの取り合いなどがきっかけで、ケンカになり叩き合いが始まることがあります。この頃はまだ力加減が分からないため、相手のお子さまにケガをさせてしまう可能性があります。また、相手の保護者から「子供に暴力を振るわれた」と思われ、トラブルに発展することも考えられるでしょう。
お子さまが入園される前までには、人を叩かないようにさせたいですね。そこで、お子さまが人を叩いてしまう時の対処法をご紹介していきます。

なぜほかの子供を叩いてしまうの?

お子さま同士で楽しく遊んでいる最中に、お友達を叩いている場面を見てヒヤッとすることがあるのではないでしょうか。どうしてお友達を叩いてしまうのでしょうか?その要因を探っていきましょう。

■気に食わないことがあった
お子さまによっては、ほかの子が遊んでいることなんてお構いなしにおもちゃを奪うことがあります。そのような時、おもちゃを取られたお子さまは、気に食わないことをされたと思い、とっさに怒りから手が出てしまうこともあるかもしれません。

■保護者の気を引くため
お子さまがほかの子を叩いた時、どのように対応していますか。急いで飛んでいって、相手の子に謝ったり、叩くのを制止しようとしたりしているという方もいらっしゃるかと思います。
お子さまによっては、保護者に振り向いてほしい時に、そのような行動を取ることがあります。人を叩けば保護者が飛んできてくれる、自分のことに関心を持ってくれると思っているかもしれません。

■上手く感情を言葉にできない
幼児の場合、まだ言葉が上手く出ない、または言葉が遅くて言いたいことが上手く言えないために叩いてしまうこともあります。叩くことで、「それしないで」「こうしたい」と言う気持ちを相手に伝えることもあるでしょうし、自分の思いを上手く言葉にできないフラストレーションから、先に手が出てしまうこともあるかもしれません。

人を叩いてしまった!どうしたらいいの?

さて、お子さまが人を叩いてしまった時には、どのように対処したらよいのでしょうか。できれば、二度と人を叩くような行為をしてほしくはないですよね。そこで、お子さまが人を叩かないようにするための方法をいくつかご紹介していきます。

■叩いた理由を聞いて叩かない方法を教える
言葉が話せるお子さまには、どうして叩いてしまったのか聞いてみましょう。その理由を理解してあげた上で、叩かずに済む方法を教えてあげます。
理由を聞く時は、感情に任せて怒りながら聞くのではなく、冷静に落ち着いて聞くように心がけましょう。怒って聞いてしまうと、お子さまは怖がって理由を素直に言えなくなってしまいます。

■相手の子に謝る姿を見せる
お子さまが叩いてしまった子に保護者が謝り、その姿をお子さまに見せることで、「叩く=悪いこと」を伝えます。お子さまに謝らせるのも大切ですが、なかなかすぐには「ごめんなさい」は出てきません。
まずは悪いことをしたと分かってもらうことが大切です。

■真剣に叱る
叩く行為は人を傷つけてしまうことだと、保護者の方も真剣に叱りましょう。しっかりと目を見て、真剣に叱ることで、叩く行為はいけないのだということを雰囲気でも伝えます。

■大げさに痛がる(保護者の方が叩かれた場合)
ほかの子ではなく、お子さまが保護者を叩いてきた場合には、大げさに痛がってみせるという方法もあります。「痛い」と口で言うよりも、動作で痛さを表現した方がお子さまには伝わりやすいでしょう。
その際に気を付けたいのは、そのリアクションをお子さまが面白がってしまうことです。お子さまが遊びだと勘違いしないように、また心配な気持ちを持ってもらえるように痛さを表現しましょう。

人を叩いてしまうのを防ぐにはどうしたらいいの?

叩いてしまってからのさまざまな対処法をご紹介しましたが、そもそも人を叩かないようにしたいものですよね。そこで、叩くことを防ぐ方法をいくつかご紹介していきます。

■子供とのコミュニケーション時間を増やす
気を引くために人を叩いてしまっている時には、お子さまと一緒に過ごす時間を意識的に増やすことが大切です。一緒に体を動かしたり、少しの時間でもいいので親子で話す時間を設けたりするなど、コミュニケーションの時間をとって、お子さまのことを気にかけていることを伝えてあげるとよいでしょう。

■「叩いたら帰るよ」と約束する
お子さま同士で遊んでいる時に、相手のお子さまを叩いてしまうことが多い場合は、事前に「叩いたら帰るよ」と約束しましょう。
遊んでいる最中に実際、手が出てしまったら、その場で中断し、約束通りに一緒に帰宅します。これを繰り返すことで、「人を叩いたら遊べなくなる」ということが分かるようになります。合わせて、「なぜ人を叩いたらいけないのか」「人を叩くことは暴力にも繋がってしまうこと」も教えましょう。

■読み聞かせをして「やだ」などの拒否を表す言葉を教えてあげる
言葉で上手く自分の気持ちを表現できないがゆえに叩いてしまうお子さまには、短い拒否を意味する言葉を教えてあげるようにしましょう。絵本の読み聞かせなどで「やだ」などの拒否する表現を教え、簡単な言葉で自分の気持ちを表現できるようにする方法です。
また、嫌なことをされた時は手を出すのではなく、言葉で気持ちを表現することも教えてあげてください。そして、「痛い」という相手の気持ちを知る場面などがある絵本を読み、相手の気持ちを理解することを教えてあげるとよいでしょう。

子供が人を叩いてしまうことに保護者がストレスを感じる場合はどうしらたいいの?

何度言い聞かせたり、叱ったりしても繰り返し叩いてしまうお子さまも中にはいます。お子さま自身がどうして叩いてしまうのか分かっていないこともあるため、保護者も叩いてしまうお子さまの心が理解できずにストレスを感じてしまうという方もいるでしょう。
しかし、お子さまも日々成長していきます。自分の気持ちを叩くことではなく言葉で伝えられるようになったり、相手の話に耳を傾けられるようになったりすることで、叩くことがなくなることもあるでしょう。
きちんと保護者がお子さまと関わっていくことで、いつかは終わる時がくるようになります。お子さまとコミュニケーションを取りながら、気長に待ってみましょう。
それでも心理的に辛い状況が続くのであれば、医師や保健師などに相談してもよいかもしれません。人に話すことで気持ちの整理がつくこともありますし、状況に合ったアドバイスを聞くことができるでしょう。

癖にならないように対処をしましょう

人を叩いてしまうのは、どんなお子さまでもあり得ることです。状況により、どのお子さまでも叩く側になる可能性があります。自分の子だけではないので、余裕を持って見守り、叩いた時は適切な関わりかたをしましょう。

[Benesse教育情報サイト:教育ニュース 2017年10月04日 (水) 0時00分]

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